【目次】
20歳の自分に受けさせたい文章講義 読書感想
【アフィリで稼いでる人は必ず読んでる!?おすすめ本5選】でも紹介している
フリーランスライター古賀史健氏のライティング参考書
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の読後感想を書きましたので
購入前の参考などにしてください。
文章で伝えるためのロジックを学べる
この本では『人に伝えたいことを文章でより良く伝えるためのロジック』を学べます。
コピーライティングでは、人に何かしらの行動を促すこと=モノやサービスを購入してもらうことが主な目的になりますが、この本にはコピーライティングというよりも、『古賀流ライティングメソッド』が書かれているという印象です。
『書く』ことは翻訳であり理解を深めるための行為
この本のガイダンスでは次のようなことが書かれています。
書くという行為は、考える技術を身につけることにつながる
書くために考えるのではない
考えるために書くのである書こうとするのではなく、自分の考えを翻訳しよう
人は解が分からないから、解を得るために書いているのだ考えるために、解を得るために、書きなさい
文章を書かなければと思うほど、なぜか書けない、という人にとっては、冒頭で述べられている”書こうとするな翻訳せよ”の原則は、目からウロコの話になるかもしれません。
他にも、(私にとって)フックとなったことを書き出してみます。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』で参考になった箇所
■ 伝えるべきは、自分の意見であり、自分の感情。
■ 感情を伝えるために論理を使う。論理をもって”リズム”を構築する。
・まずは視覚的なリズムに気を配る、読者は文章を目で読んでいる
・接続詞、句読点、改行、漢字とひらがなのバランス
・次に聴覚的なリズムをチェック
・読点の位置、言葉の重複
■ 断定を恐れず、言葉に説得力を持たせる。
■ 論理的な文章には「主張・理由・事実」がある。
自分の文章の中に主張・理由・事実の3つが連動しているかを常にチェックする。
■ 読者は「ええ~!?」「そうそう」「なるほど」という3つの感情を求めている。
しかし「ええ~!?」の感情ばかりでは信ぴょう性がなく、面白くもない。
「ええ~!?」という、目からウロコの内容は、全体の3割までに抑える。
また、目次からも、何かしら得られるものがあるかもしれませんので、以下にご案内します。
参考になりましたら幸いです。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の目次
【はじめに】 「話せるのに書けない!」のはなぜか?
・文章がうまくなる必要なんてない
・「話し言葉」を「書き言葉」に変換するノウハウ
・学校の作文はすべて忘れよう
・書くこととは、考えることである
【ガイダンス】 その気持ちを「翻訳」しよう
・うまく言葉にできない、頭の中の「ぐるぐる」
・なぜ”翻訳”が必要なのか?
・「頭の中が見せられるなら見せるんだ」
・「あー、面白かった」しか言えない人
・聞いた話を”自分の言葉”で誰かに話す
・「地図・絵・写真」を言葉にしてみる
・「書く時代」が訪れる前に
【第一講】文章は「リズム」で決まる
・文体とは「リズム」である
・「リズムの悪い文章」はなぜ読みにくいのか
・「バカバカバカ」と笑う女子高生
・リズムのカギは接続詞にある
・美文よりも「正文」を目指す理由
・ローリング・ストーンズに学ぶ文章術
・文章の「視覚的リズム」とは?
・句読点は「1行に一つ」
・改行のタイミングは早くていい
・漢字とひらがなのバランスを考える
・音読してなにをチェックするのか
・断定はハイリスク・ハイリターン
【第二講】 構成は「眼」で考える
・文章の面白さは「構成」から生まれる
・起承転結は悪なのか?
・文章のカメラワークを考える
・導入は「映画の予告編」のつもりで
・予告編の基本3パターン
・論理展開のマトリョーシカ人形
・すべての文章には”主張”が必要だ
・”理由”と”事実”はどこにあるか
・”面倒くさい細部”を書く
・構成の”絵コンテ”をつくる
・文字量を”眼”で数える
【第三講】 読者の「椅子」に座る
・あなたにも”読者”がいる
・「10年前の自分」に語りかける
・たったひとりの”あの人”に向けて書く
・「わかるヤツにわかればいい」のウソ
・「生理的に嫌いな文章」に注目する
・読者は「どんな姿勢」で読んでいるか
・”説得”せずに”納得”させる
・人は「他人事」では動かない
・”仮説&検証”で読者をプレーヤーにする
・読者を巻き込む「起”転”承結」
・冒頭に「真逆の一般論」をもってくる
・読者と一緒に「寄り道」をしよう
・自分の文章に自分でツッコミを入れる
・「大きなウソ」は許されるが、「小さなウソ」は許されない
・「わかったこと」だけを書く
・目からウロコを何枚落とすか?
・なぜ「あなたにも”読者”がいる」のか?
【第四講】 原稿に「ハサミ」を入れる
・右手にペンを、左手にはハサミを
・「何を書くか?」ではなく「何を書かないか?」
・伝わる文章は”オレンジジュース”
・まずは頭の中の”ぐるぐる”を紙に書き出す
・下手な文章術より映画に学べ
・「もったいない」のサンクコスト
・なぜ文章を切り刻むのか?
・図に描き起こすことができるか?映像は思い浮かぶか?
・行き詰ったらフォントを変えてみる
・1回ではダメ。2回は読み返す
・「いい文章」とはなにか
【おわりに】
・話せるのに書けない! → 7ページへ
・文章にリズムがない! → 55ページへ
・「読みづらい」「わかりにくい」と言われてしまう! → 60ページへ
・改行や句読点のコツを知らない! → 84ページへ
・文章をどう展開していいか、よくわからない! → 105ページへ
・伝わらない! → 155ページへ
・書くことが多すぎて、絞りきれない! → 230ページへ
・そもそも文才がない! → 267ページへ
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