弊社の企業理念の前文には、次のようなことを書いています。
当社の理想と夢見る未来
それは、前時代的な発想とも言える
「労働の対価として報酬を得る」思想を
当たり前とする社会ではなく、
人それぞれの違いや違和感にこそ
様々な価値を互いに見出し合える思想を
自然と抱ける社会を形づくっていくこと
一人ひとりがその一翼を担いながら
自由に羽ばたいている未来です。
これを要約すると
” 労働を資本とみなす社会ではなく
人それぞれにある「価値」を資本とみなせるような
そんな社会を弊社は理想としています ”
ということになりますが、
では、その「価値」とは何なのか?というと
前文にも書いているように、それは人それぞれの「違い」にあります。
![十人十色のイメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/zyunintoiro.jpg)
【目次】
人の「価値」は、人の「違い」にある
人の「違い」、その様々な情報の違いが「価値」を生み出し
人それぞれの違いが、社会の中で多様な価値を創り出しています。
同じような「違い(=価値)」ばかりを尊重する社会は
異なるベクトルの「違い」に対して、社会的な排除にも走りますが
本来、違いはあって当然であり、1人1人に違いがあるからこそ
社会に様々な価値(=多様性)が生まれているのです。
注※ 社会的な排除を否定しているわけではありません
「同じ」ではなく「違い」に価値がある
「和を似って尊しと為す」という言葉があります。
日本人なら、その意味を知らない人はいないのでは?
というくらい有名なその言葉は
日本人のアイデンティティーにもなっているかもしれません。
ただ、その「和」を当然としている人は
和ではないこと、その和との「違い」に不寛容になりがちです。
![不寛容な人のイメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/fuminiziru-300x225.jpg)
和が当然ではなく、「違い」が当然なのであって
当たり前にある違いが「和(≒協調)」したときに
人に尊い感情が生まれます。
しかし、その感情は決して”当たり前”にあるものではありません。
もしあなたが「違い」に不寛容であれば、和することもなく
違いに振り回されることになるでしょう。
![違いに振り回されている反グローバルのイメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/globalearth-300x225.jpg)
1人の違いを、社会の画一的な価値感に依って、無理に和するのではなく
多様な違いがあって当たり前の社会の中で、それぞれにその違いを伸ばす。
その「伸ばした違い」が、社会の中で「大きな価値」となることを理解し
人それぞれの違いを尊重することが大切です。
「違い」を意識して伸ばせば、価値は大きくなる
人の「違い」は、「天然に生じる違い」と
「後天的に生じる違い」の2つに分けることもできますが
後天的な違いとは、人が意識的に生じさせている違いであり
意識的に生じさせる違いを、能動的に伸ばしていくことで
その人の社会的な価値は大きくなっていきます。
人の「違い」を伸ばして、それが本当に社会の役に立つのか?
といった疑問もあるかもしれませんが
そもそも、違いを伸ばすことに、社会や他人は関係ありません。
本人が「違い」を伸ばすことに夢中になれるならそれで良いのです。
その人にとっての「違い」とは、じつのところ
想像の自分と、自分の想像している世界との差であって
目に見える他人との違いは、自分の価値を投影した世界に生じています。
![自己投影した世界のイメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/ziko-touei.jpg)
価値が分からなくても、心配する必要はない
自分の違い、その価値が分からなかったとしても
私たちは誰であっても、社会の役に立つことはできます。
なぜならその人の存在自体が、その他の誰かにとって
自身の存在価値を確認する「標(しるし)」にもなっているからです。
たとえ五体不満足の人でも、その存在は誰かの役に立ちますし
例えば、生まれたての赤ちゃんは、泣くことしかできませんが
ただ泣くだけでも、誰かがその世話をしたくなるものです。
ただ泣くだけで、赤の他人に対して、赤ちゃんの世話をしたい
赤ちゃんを守りたいという欲求を生じさせることができるのです。
そして、赤ちゃんの存在そのものが、その欲求を叶えるための標になります。
誰でも、いつでも、社会に貢献することはできる
それは赤ちゃんや、身体的に障害を持っている人だけでなく
五体満足の人でも同じで、存在そのものに価値(=違い)があるので
自分の価値が分からなくても、何がなくても、誰もが社会の役に立ちます。
誰であっても、人に、社会に、貢献することはできるのです。
![違いと貢献 イメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/koukan-tigai.jpg)
繰り返しますが、どんな人でも社会の役に立つことはできますので
自分の違いを伸ばす前から、それが社会の役に立つかどうかなど考える必要はなく
夢中になって、その違いを伸ばせば良いというわけです。
価値を大きくするために気をつけること
自分の違いを伸ばすために気をつけるべきことは
他人と自分との違いにとらわれてはいけないということです。
他人と自分との違いに価値を見出していると
劣等感や欠乏感に際悩まされることにもなるでしょう。
その人(私)の価値は、自分と他人との違いではなく
社会で認識されている自分(の情報)=「実際の自分」と
脳内に描いている自分(の情報)=「想像の自分」との違いから生じますので
自分の価値を大きくしよう、その価値を高めようとするならば
まずは自分自身(の情報)を正しく認識する必要があります。
![自分の課題と解決策のイメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/zibun-kadai.jpg)
自分自身と向き合い、自分を正しく認識する
実際の自分の在り様を正確に認識した上で
自分はどう在りたいのか?
自分が想像している自分の在り様はどういったものなのか?
自分が憧れる自分の姿、なりたい自分は、どういった存在なのか?
想像の自分と実際の自分、その両方の情報を正確に認識するほど
想像の自分を現実とするための力が自然と生じてきて
そのための手段も見えてくるようになるはずです。
「達成感」が新たな違いを生み出す力になる
「他者から見える自分」と「自分の想像する自分」
どちらの自分とも、きちんと向き合うことによって、その差を縮めることができ
差(=違い)を縮めたときに、私たちは「達成感」を得ることができます。
そして、その達成感が、新たな違い=価値を創り出す原動力にもなります。
自分の差(=違い)を縮めることで、自分の価値が伸びる。
矛盾しているようですが、そういうことです。
![価値の飛躍 イメージ画像](https://sfpbiz.com/wp-content/uploads/2018/03/zikozitsugen.jpg)
「達成感」は、あなたの新たな価値を生み出し、
達成感の連続が、人生をさらなる成功へと導きます。
ぜひ自分の価値に夢中になって
達成感をもって自分の違いを伸ばしていきましょう。
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